2024年の春、マルタを旅してきました!

超円安真っただ中で1€=173円ほどでした
ヨーロッパって高そう…と思いきや、実はマルタは物価もわりと安めで、うまく工夫すれば意外とお手頃に楽しめるんです。
私が行ったのは4月のオフシーズン。
ホテル(ホステル)も安くて、1日あたり5,000〜7,000円くらいで過ごせた感覚でした。
しかも、旅の後半にはLCCを使ってマルタからギリシャ(アテネ)へも飛んでみたら、これがまたびっくりするくらい安くて最高✨
この記事では、そんな私のリアルな旅の費用感や、実際にやってよかった節約ワザをまとめてます。

マルタってどのくらいお金かかるの?
気になる人の参考になればうれしいです!
旅の概要と予算全体
2024年4月上旬にマルタに滞在し、その後ギリシャへ飛びました。
4月のマルタは観光客がハイシーズンほど多くなく、ホテル代や航空券も割安な時期です(一般的にマルタ旅行のオフシーズンは春先で、ピークは夏の6月~8月です)。
私の旅程では、マルタでは首都バレッタを拠点に観光し、最終日にマルタ国際空港からギリシャ・アテネへ移動しました。
マルタでの旅行コストは全体的に控えめでした。
例えば、宿泊はゲストハウスの個室を1泊€40(約6,500円)弱で予約しました。
写真はゲストハウスに宿泊した際に出してもらえたモーニングです!!!!

マルタはユーロ圏の中でも比較的手頃な物価で、「欧州の中でも平均的な価格帯(ラトビアやスロバキア程度)」と評される程度の水準です。
実際、現地での食事や交通も高すぎることはなく、節約派であれば1日50~60ユーロ(約7,500~9,000円)以内でも充分楽しめます。
私も1日の出費は大体その範囲に収まりました。
もちろん余裕のある旅行者なら€70–120程度(約1万~1万8千円)を見ておくと安心ですが、工夫次第でそれ以下でも問題ありません。
外食をするとやはりパスタ一皿2500円ほどしました。


こちらはマルタ名物”うさきのパスタ”です。鶏肉のようにあっさりで麺ももっちもち!!!
主な費用内訳としては、宿泊費が1泊あたり約€35-40(約5600円~約6400円)、食費が1日あたり€15(約160円)前後、現地交通費が数ユーロ程度でした。
マルタは食事も安く、地元の軽食「パスティッツィ(pastizzi)」は1個1ユーロ(約160円)といった安価さです。
また後述しますが、公共交通機関も格安で、1週間のバス乗り放題券がたった€21(約3,400円)と非常に経済的です。

このように、大きな贅沢を避ければマルタ旅行はそれほど高くつかないというのが実感でした。
マルタからギリシャへ:利用したLCCと費用
マルタ国際空港で搭乗した格安航空(LCC)機の様子。

Ryanairはマルタ〜ギリシャ(アテネ)間の直行便を運航する代表的な格安航空会社であり、今回私もこの航空会社を利用しています。
ヨーロッパ最大手のLCCであるRyanairは、とにかく運賃の安さが魅力です。
実際、マルタからアテネまでの片道航空券は約8,000円程度と非常に格安で、場合によっては往復でも1万円以下という破格のチケットも見つかります。
私が手配したチケットも事前予約のおかげで安く、数千円台で済みました。
Ryanair便の所要時間は約1時間40分程度で、短時間でギリシャに到着できます。

もう1社の直行便運航会社であるAegean Airlines(エーゲ航空)にも触れておきます。
エーゲ航空はギリシャのフルサービスキャリアで、機内サービスや定時運行の評価が非常に高く「欧州最高のリージョナル航空会社」に何度も選ばれているほど品質に定評があります。
サービス面では快適さで勝りますが、運賃はLCCより割高です。例えば同じマルタ〜アテネ直行でも、エーゲ航空は概ね片道€60~80(約1万円前後)となり、RyanairやVoloteaのセール運賃(€30~50程度)より高めです。
その代わり受託手荷物が含まれていたり、機内でのドリンクやスナック提供があったりと、追加料金なしで受けられるサービスも多いそうです。
予算に余裕があり快適さを求めるならエーゲ航空、費用優先ならRyanairと目的に応じて選ぶと良いでしょう。
マルタ旅行で節約するコツあれこれ
マルタおよび今回訪れたギリシャで、私が実践した節約術や感じたお得情報をご紹介します。

経験に基づいたアドバイスですが、信頼できるデータも交えますので旅の計画に役立ててください!
旅程と時期の工夫: 訪問時期をピークシーズンからずらす
私は4月に訪れましたが、夏季ほど暑過ぎず観光にも適していて、物価も夏の繁忙期より抑えめでした(実際マルタの航空券は春や秋のシーズンに予約すると大幅に安くなり、夏の半額以下になることもあります)。
特に航空券は早めの予約が吉です!!
データによれば出発の約40日前がマルタ行きフライトの価格が最も下がるタイミングとの分析もありますskyscanner.com。
また平日出発や深夜便を狙うと安い傾向があります。私も今回は木曜日発の便を選んだところ、週末より安く抑えられました!!!
格安航空券の活用術
マルタに限らず欧州内移動はLCC活用が節約の鍵です。
今回はRyanairを使いましたが、予約時には公式サイトから直接航空券を購入するのがおすすめです。
他の代理店サイト経由だと変更やチェックイン手続きでトラブルになる例が報告されています。
Ryanair利用時は特にオンラインチェックインとモバイル搭乗券を忘れないようにします(搭乗24時間前からチェックイン可能で、紙の搭乗券発行が必要になると追加料金が必要になります。私もこのことを知らずに1万円ほど請求されました。)

手荷物も極力コンパクトにまとめ、無料持ち込み分に収めることで受託手荷物料金(往復で数千円~)を節約できます。
私もバックパック1つに荷物をまとめ、荷物料金をゼロにできました。
席指定や機内サービスも最低限に留めれば、LCCでも広告どおりの安さで飛ぶことができます。
宿泊費を抑える
マルタは宿泊施設の選択肢が多く、ホステルのドミトリーなども豊富です。
私の場合、プライバシー重視で個室を選びましたが、それでもAirbnbで郊外のアパートを借りて1泊€35(約5,700円)と格安でした。
夏場は料金が倍近くに跳ね上がるので、夏に行く場合は早めの予約が必要です。
友人と旅行するならアパートメントを借りて割り勘にするのも有効です。
マルタは小さな島国なので宿の立地による観光効率の差は小さめですが、バレッタ市内は他より少し高めなので、予算優先なら郊外で安い宿を探し、バスで移動すると良いでしょう。
食事代の節約
地元の安食堂やテイクアウト飯を活用することで食費はかなり抑えられます。
マルタには「パスティッツィ」という安くて美味しい名物パン?のようなものがあり、よく食べました。

また宿に簡易キッチンがあればスーパーで食材を買って自炊するのも節約になります。
私も朝はパンとヨーグルトで済ませ、昼はカフェで軽食、夜だけ少しレストランというスタイルにしてメリハリをつけました。
水やお酒もスーパーで買えば割安です。Lidlというヨーロッパおなじみの格安スーパーでのお買い物がおすすめ!!

でも、我慢しすぎず食べるときは贅沢をしちゃいましょう❤
現地交通の活用
マルタは公共交通機関が安価で充実しています。
主要な移動手段である路線バスは1回乗車2ユーロ(約320円)で、2時間有効の乗継券になります。
頻繁に乗るなら7日間乗り放題パスが€21と圧倒的にお得です。
私も到着日に空港の案内所でこのパスを購入し、滞在中フル活用しました。

バス網は島全域を網羅していますが、時間にかなりルーズなので注意が必要です。
私は何度か時刻表通りに来ないバスにやきもきさせられましたが、現地の人曰く日常茶飯事とのこと。
実際、バスが突然運休したり満員で素通りされるケースもあり、夏は特に長時間待ちも覚悟した方が良いです、、、。
幸い私は大きなトラブルなく回れましたが、時間に余裕を持った行動が肝心です。
また、マルタ島から隣のゴゾ島へはフェリーで行けますが、歩行者なら片道€4.65と安いです!!

交通費全般はこのように抑えやすい反面、時間がかかることもあるので上手に計画しましょう。
観光とアクティビティ
マルタは歴史的建造物や絶景スポットが多く、街歩きやビーチなど無料で楽しめるものがたくさんあります。
博物館や遺跡も入場料は€5〜10程度と良心的で、私は「青の洞門(ブルーグロット)」のボートツアーに€8(約1,300円)支払ったくらいで、他はほぼ無料の名所巡りで満足できました。

ギリシャ・アテネでも同様に、アクロポリスなど有料観光地はありますがWeb予約などを活用すると安く抑えられます。
旅先の観光では、全て詰め込まず厳選することで費用も節約できます。
どうしても色々見たい場合はセット券や割引デーを調べておくと良いでしょう。
まとめ:安くても充実した旅にするために
以上、2025年4月のマルタ旅行とマルタ〜ギリシャ間移動について、費用面を中心に振り返りました。
マルタは「ヨーロッパの中でもかなり予算に優しい旅先」と言われる通り、工夫次第で驚くほどお得に旅行できます。
私自身、オフシーズンを選んだことやLCCの活用、現地での節約術によって、想定していたよりも少ない出費で充実した旅を送ることができました。

格安航空での移動も含め、節約旅行というと「ケチケチして楽しめないのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、実際は優先順位を付けてメリハリを意識すれば、費用を抑えても体験の満足度は高く維持できると感じました。
例えば航空機はビジネスクラスでなくとも目的地に着けば同じですし、豪華なディナーを毎晩取らなくても現地の庶民的な料理から十分その土地の魅力を味わえます。
浮いた予算は次の旅の資金に回したり、本当にやりたいアクティビティに投入したりできます。
最後に、本記事の内容は自身の経験に基づきつつ、信頼できる情報源のデータや他の旅行者の声も参考にまとめています。
旅行の計画段階では公式情報や最新の口コミを確認し、常にアップデートされた状況に留意することも大切です。
そうすることで「安かろう悪かろう」ではない、質とコスパの両立した旅を実現できるでしょう。

マルタは歴史と自然が織りなす魅力的な島国ですし、そこから足を延ばしたギリシャでも素晴らしい体験が待っていました。
ぜひ皆さんも上手に節約しつつ、マルタやヨーロッパ旅行を思い切り楽しんでくださいね。